これは、我が最寄り駅の光景である。
つい先日、やっと常設のエレベータ、エスカレータが設置された。
元々の駅の造りを知っているだけに、まあ良く出来上がったものだと感心するのだが・・・

この風景を見て、いつも思い出す事、それは、かみさんの叔父さんのことだ。
かみさんの叔父さんはかみさんの親父さんの弟ということだが、残念ながらもうこの世の人ではない。8年前の7月に亡くなってしまった。
叔父さんは生まれ付き体が弱く、晩年は腎臓を患い、亡くなるまでずーっと透析をしていた。
私がかみさんと結婚してから、既に透析はしていた。
私はかみさんの親父さんが忙しい時、ほんの数回だったが叔父さんを透析をしている病院に送り迎えをしたことがある。
そういう事があったからというわけではないけど、私もかみさん同様に叔父さんには可愛がってもらった。
かみさんの実家と杏太郎家は至近距離にあり、最寄り駅は同じである。
かみさんの実家に同居していた叔父さんは、元気な頃、買い物が好きで、よく上野や御徒町へ行っては、面白いものを買ってきてくれた。
印象的なのはあの当時、私はタバコを吸っていたので、アメ横で、女の人の写真付きのライターで火をつけると水着になるというのを買ってきてくれたりして、楽しい叔父さんだった。
特に御徒町へ行った時、いつも叔父さんはこんなことをぼやいていた。
「オレ、足が悪いからなぁ〜、階段上り下りするの、いつも大変なんだよな」
あの当時、最寄り駅も、御徒町駅も、エレベータやエスカレータが無かったのだ。
足が悪いのに、二木の菓子とかで大量にモノを買ってきたりしていたので、相当大変だったろうというのは想像に難くなかった。
叔父さんが亡くなってから5年後、やっと御徒町駅にエスカレータが設置された。一方最寄り駅の方はと言えば当時まだ階段しかなかったが、現在やっとエスカレータもエレベータも両方付いた。
今朝の通勤時、叔父さんを思いながらエスカレーターを下った。
あの当時、これがあったら好きな買い物もラクに出来ただろうと思いながら・・・
本当は、叔父さんに乗って欲しかったな。。。